夏の終わりの後に
今年は冷夏であっという間に8月が終わってしまいましたね
日中はずっとエアコンかけて引きこもっているので冷夏かどうかはわかってません
適当なこと言いましたすみません
私はイベントごとが大好きです
時間が過ぎるという当然の事実が受け入れられないので、時間の経過に特別な意味合いをもたせたくなるのでしょうね
生きる意味を探すみたいなのとモチベーションとしては近いのかもしれませんね
特に季節に意味なんてなくてもそこに重みをもたせて喜ぼうとしているのですから
とはいってもですね
いまはとてもお金に困っている上に体調にも困っているので大変です
なので毎年恒例の海に行くのは泣く泣く諦めるという判断をしました
無念ですが、やむをえないのです
賢い判断ではありますが、そういうものわかりのよさがほしかったわけではない
私は好きをあきらめない
夏はしたいし、ケチケチした旅行はしたくない
けど5000円以上出したり、あまりの遠出はきついものが
ということで9月になって川に行く予定を立てました
最近はとても安いレンタカー(車のスペックはお察しですが)もあり、半日ならばだいぶ安いです
人数をいい感じに集めて割ればいい
海じゃなくて内陸部に向かえば高速を使う区間も少ないし安い近い
何より川ですよ、川はなんせ流れますし、人もごみごみしてない
限られた条件になって初めて気づく特徴や魅力というのがあるものです
ハンデがあるのも一概に悪い訳ではない
どや
途中に大神神社にたちよりました
何か知らないけど最古らしいです(ちゃんと予習しなさい)
御神体が三輪山そのものなのでちょっと普通の神社建築と違います
表面から見てるぶんには別にそんなに変わらないです
神社オタクの方にはちょっと面白い神社かもしれませんよ
大神と書いて(おおかみ)じゃなくて(おおみわ)と読みます
奈良って歴史が古いので日本語が成立する途上の変な読み方がちょくちょく見かけられる印象があります(あくまでイメージです)
奈良で三輪というと気づいた人は気づいたかもしれません
三輪そうめんで有名なところです
奈良県って実はめちゃくちゃそうめん食べるんですよ
ヘへっ
いい感じのそうめん屋さんに入ってみました
そうめん屋さんがいっぱいあるんですよ!すごくないですか!ラーメンじゃなく
神社にあった縄みたいな形のお菓子があってぼーっと眺めてたら店員さんがこれがそうめんの原型なんですよーと教えてくれました
どうやら麦の縄をめちゃくちゃ細くなるまで引き伸ばし続けるのがそうめんだそうです
私、そうめんのこと、何も知らなかったのね
ここはお昼ご飯時で通過時間的に程よいから選んだチェックポイントです
ふっふーん
目指すは天川村です
奈良はほとんど北部に人口が集中しているので中部辺りからは未開の地って感じで自然がすごいんですという偏見が(失礼)
でも点々と村があります
南部に行くと十津川村とかあるのですが、半日で行って遊んで帰れる距離となると天川村がなかなかいい立地でした
温泉とか有名で川は綺麗でなんと鍾乳洞とかありますしね!
鍾乳洞、すごいですね、めっちゃ寒いです
冬になると暖かいのかな
こういうところ(鍾乳洞の中)で暮らしたいなという気持ちになりました
エアコンいらずです
ちょっと川遊びしていたら水が綺麗で冷たくて、つけた足が凍傷になるんじゃないかと思うほど
でも冷たくて流れてるとなんかもわもわしてなんともいえない快感があるのでぜひ、川に行った時は足を入れましょう
そして魚が結構泳いでました
大きい子もいて、ついつい「実質一日分の食料じゃん!」などという魚さんに失礼な発言をしてしまいました
まあその直後にその辺にある店で焼き魚食べたんですが
川魚って案外食べる機会がないんですけど、これがとても美味なのですよね
海鮮はもちろん美味しいですが、新鮮な川魚のシンプルな塩焼きをがぶり
お酒飲みたいご飯食べたい泊まりたいという気持ちになる味です
おすすめです、川魚
お店の席がいっぱいだったので向かいにある民家の軒先に適当に座って食べていいです、どうせ人いないしと言われて6人でくそ美味しそうに魚を食べてました
宣伝効果抜群でめちゃくちゃ店が繁盛し始めてよってこぞって人々が魚を食べに来ました
もうみんな身体は正直なんだから
川沿いでキャッキャウフフシャボン玉などしてました
村なので4時半とか5時になると音楽が流れます
村やん!村やん!ってなりました
ええ時間なのでもう一箇所みたらい渓谷に寄って帰ろうかという流れになりました
それはそれは美しい渓谷でですね、水は冷たいし
道や吊り橋は災害にボロボロにされてる感じして怖いですし
ウェイウェイしてる方々が岩から川に飛び込む肝試ししてて怖いですし
総じて怖いですがとてもいいところでした
みなさん岩をジャンプして移動しますが私は容赦なく川の中を歩く
あぁ今、川をしてるなという川感がありました
良き旅でした
3000円ぐらいで済みましたし川は偉大です
多分8月だったら暑かったのでしょうが、やや涼しくてとても趣がありました
蝉の生き残りがほんの少しいる感じの中、川のせせらぎが
いい音
夏は終わってしまうけど多分また夏は来る
楽しかった時間は終わってしまうけどみんなまた会える
そんなことが苦痛に感じることもあるけれど、そうじゃない時だってある
別にだからなにがどうなるというわけではないですが
夏の余韻の心地よさの中でそんなことをぼーっと思い浮かべてます
きっとこの夏はいい夏だったのでしょう
おしまい